肘折温泉 優心の宿 観月

山あいの隠れ宿、肘折温泉「優心の宿観月」で癒しのひととき

山形県・最上地方の奥座敷、開湯1200年を誇る肘折温泉郷。
その中でも静かな川沿いに佇む「優心の宿観月」は、心をほぐす優しさに満ちた温泉宿です。

今回は、自然・湯・食、すべてに癒された「観月」での滞在をレポートします。

観月へは、JR新庄駅から車で約50分。送迎もあり、電車旅にも優しいアクセスです。
宿に到着すると、和やかな笑顔のスタッフが迎えてくれました。

館内はすっきりと落ち着いた和風の設えで、木の香りがほのかに漂います。
ロビーからは銅山川の清流が見下ろせ、心がすっと静まるような眺めです。

観月の魅力のひとつが、温泉の質の良さ。
ナトリウム－塩化物炭酸水素塩泉という、いわゆる「美肌の湯」。

加温・加水なしの源泉かけ流しで、展望露天風呂からは、眼下に渓流、頭上には満天の星空。
しっとりと肌に染みるお湯が、日々の疲れをゆっくり癒してくれました。

夕食は、山形の旬を詰め込んだ季節会席。
山菜の天ぷら、山形牛の鉄板焼き、郷土料理の芋煮汁など、どれも丁寧な味付けで、体に染みる優しさがありました。

特に、野菜中心のコースを選べる点や、アレルギー対応など柔軟な姿勢がうれしいポイント。

朝食も、温泉卵、炊きたてご飯、手作り味噌の味噌汁…と、地元の「いつもの朝」を感じるような、心に残る内容でした。

観月の客室からは、季節ごとに表情を変える山と川の景色が広がります。
春は新緑、夏は涼やかな水音、秋は紅葉、そして冬は一面の雪景色。

自然に寄り添うように過ごすひとときは、まさに“心の湯治”。
スマホから少し離れて、自分の心と体を見つめ直したくなる場所です。

「優心の宿観月」は、肘折温泉の自然・文化・湯・人、すべての魅力が詰まった一軒宿です。
“癒し”を求めて旅に出るなら、ぜひ一度訪れてほしい場所。

忙しい毎日の合間に、心と体に“優しさ”をチャージする旅。
次の休みは、肘折の名湯「観月」へ出かけてみませんか？