壁湯天然洞窟温泉旅館 福元屋

大分県

神秘の洞窟湯を体験 ― 壁湯天然洞窟温泉旅館「福元屋」で五感を開く湯旅

洞窟の奥、岩肌に刻まれた道を降りて出会う湯、まるで竜宮のような湯、そして静けさと自然に囲まれた宿。
「温泉=旅館の浴場」という枠を飛び越えた、“原始の湯浴み”とも言える体験をしたので、その魅力をたっぷりお伝えします。


🏞 ロケーションと宿の雰囲気 ― 山深き谷あいにひっそり佇む、隠れ湯の宿

  • 福元屋は「壁湯温泉」の名で知られる天然洞窟温泉の近くにある、古き良き湯宿。

  • 宿の周囲は山と谷、渓流が織りなす自然。都会の喧騒から離れ、空気も音もすべてが清らか。

  • アプローチは車+少し歩き。坂道、山道。たどり着くまでの道のりも、もう“旅のひと幕”。

洞窟温泉も、宿の静けさも、“来るべき人にだけ許された”特別な空間という感じがします。


♨ 洞窟湯 ― 壁湯の名の由来を感じる、圧倒的な非日常の湯あみ

🔹 壁湯(洞窟温泉)とは

壁湯とは、天然の洞窟を利用した温泉。岩の奥に湯気と温泉がたまり、山の静けさと湯けむりだけが支配する空間。

福元屋では、その洞窟湯へのアクセスが可能。階段や岩道を降りて、洞窟の入り口をくぐると——

  • 岩壁に囲まれた空間

  • 湯の湯気、蒸気、そして水音だけの静寂

  • 半身浴のような深さと、あたたかさ

  • 昼間でも、暗がりと湯けむりが作る“別世界”的な雰囲気”

まさに“秘湯 × 洞窟 × 温泉”の三拍子。声も響かず、自分の呼吸と体温、湯のぬくもりだけが全体を包む。

🔹 体験して感じたこと

初めて洞窟湯の扉をくぐったとき、「ここは別世界だ」と本能的に思いました。
外の光も、鳥の声も届かず、水滴と湯気の音だけが静かに満ちている。

湯はやさしく、体の芯からじんわり温まり、湯上がり後の肌はしっとり。
普段の温泉より、確実に“温泉感”が濃く、五感に残る湯浴みでした。


🛏 客室・宿泊 ― 素朴さと静けさを味わう、小さな湯宿

  • 客室は和室が中心で、必要最低限の設備。テレビ・冷蔵庫・暖房などは備え付き。

  • 派手さや豪華さはないけれど、畳の匂い、木の柱、窓から見える森や山の気配…シンプルだからこそ、湯と自然に集中できる空間。

  • 部屋数は多くなく、客数も限定されているようで、夜には静けさが深まり、川のせせらぎや風の音がよく聞こえました。

“ちょっと不便かもしれないけど、その不便さがこの宿ならではの価値” だと思います。


🍽 食事 ― 山の恵みを活かした湯治宿らしい夕食と朝ごはん

  • 食事は山の恵みを活かした素朴な和食。川魚、山菜、きのこ、地元の野菜など、旅先らしい味が並びました。

  • 特別な演出はないけれど、湯あがり後にいただくご飯と味噌汁、ご飯のお代わり…その素朴さが、“ああ、旅に来たんだな” という実感をくれます。

  • 朝食の湯豆腐や味噌汁、炊きたてご飯は、お湯でほてった体にしみわたり、山の湯宿らしい“目覚めのごはん”でした。

特別豪華ではない。でも、何度でも来たくなるような、胃にも心にも優しい食事。


✅ こんな人におすすめ ― 温泉好き・秘湯好き・自然好きへ

目的・好み なぜおすすめか
秘湯・洞窟湯を体験したい 洞窟温泉「壁湯」は、他にはなかなかない非日常の湯体験
静けさ・自然・リセット 山あい、渓流、森…自然の中で五感を休めたい人にぴったり
湯浴み重視・湯治目的 源泉と洞窟湯、素朴な和室、食事で“湯漬け旅”もOK
都会の非日常を味わいたい 洞窟に湯気、岩風呂、昼でも薄暗い湯場…日常とのギャップが大きい

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