かみのやま温泉「名月荘」｜心ほぐれる大人の隠れ宿で過ごす極上のひととき

「全室離れ風の客室に、美しい中庭、そして源泉かけ流しの湯」
この響きだけで心がときめく方も多いのではないでしょうか？

◆ アクセスは？自然の中にある隠れ家旅館

名月荘は、JRかみのやま温泉駅から車で6〜7分ほど。
小高い丘の上にあり、道中から蔵王の山並みを一望できて、到着前から旅気分が高まります。

エントランスをくぐると、和の美しさが漂うロビー。
スタッフの方々が丁寧に出迎えてくださり、まるで自宅に帰ってきたような安心感がありました。

今回宿泊したのは、テラス付きの和洋室。
約80平米と広く、和室＋ベッドルームに加えて、縁側や坪庭まである贅沢な造り。

畳の香り、障子越しの柔らかな光、静かな時間…。
まるで時間が止まったかのように、心が穏やかになっていきます。

テラスには足湯までついていて、夕暮れ時にはそこから蔵王の山々を眺めながら、贅沢なひとときを楽しみました。

大浴場は、青森ヒバの香り漂う木造りの湯船と、御影石の湯船があり、朝と夜で男女入れ替え制。
お湯はかみのやま温泉の源泉を贅沢にかけ流し。
肌がすべすべになって、まさに“美肌の湯”を体感できました。

さらに岩風呂や立ち湯の貸切風呂（予約制）もあり、カップルや夫婦での利用にぴったり。
夜は静寂の中、虫の声を聞きながら入る露天風呂が最高でした。

夕食は食事処「料亭和音」にて。
この日のメインは「山形牛のしゃぶしゃぶ」。
脂の甘さとお出汁の上品さが絶妙で、お箸が止まりませんでした。

そのほかにも、地元の山菜や川魚、日本海の海の幸をふんだんに取り入れた前菜や椀物が続き、
まるで一皿一皿が作品のような、美しい料理ばかり。

地元・山形の地酒とのペアリングも楽しめて、食通にもたまらない内容です。

朝食は和食膳で、お米は山形県産の「つや姫」。
手づくり豆腐、だし巻き卵、香の物、お味噌汁…どれも優しい味わいで、心からホッとできる朝の時間でした。

コーヒーやヨーグルトなど、洋の要素もあってバランスも◎。

名月荘には、ただ泊まるだけではもったいない魅力がたくさん。

まるで美術館のように上品な空間で、ただ「何もしない」ことが贅沢になる場所です。

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