湯けむりと郷土料理に癒される旅
― 肘折温泉「料理自慢の宿 松屋」で味わう、山里の贅沢 ―
秘湯の趣きと、心のこもった郷土料理が楽しめるこの宿は、まさに“癒しの原点”。
心も体もほっとする、そんな滞在をレポートします。
■ 肘折温泉とは?
山形県最上町に位置する肘折温泉は、開湯1200年を超える歴史を持つ山あいの名湯。
昔ながらの湯治場の風情が色濃く残り、ゆったりと流れる時間の中で、心からリラックスできます。
また、肘折は積雪量日本一クラスの豪雪地帯としても知られ、冬の雪見風呂はまさに幻想的な体験です。
■ 「松屋」はこんな宿
肘折温泉街の中心にある「料理自慢の宿 松屋」は、名前の通り**“食”にこだわる宿**として、地元でも評判の一軒。
木の温もりを感じる建物と、どこか懐かしい田舎のおもてなしが心地よく、初めて訪れても「ただいま」と言いたくなる雰囲気があります。
■ 温泉:ぬる湯の名湯を源泉かけ流しで
松屋の温泉は、肘折ならではのぬるめの硫黄泉。じっくりと浸かって、身体の芯からあたたまる“湯治効果”が魅力です。
湯口から直接注がれる源泉かけ流しの湯に、疲れもストレスもすーっと抜けていくのを感じました。
内湯は木造の湯舟で、レトロな雰囲気もたまりません。
■ 料理:山形・最上の旬を堪能する“田舎ごちそう”
宿の名前に恥じない「松屋」の真骨頂は、やはり夕食と朝食。
この日出されたのは:
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最上伝統野菜のお浸しと小鉢料理
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地元産の山菜ときのこの天ぷら
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肘折名物・手づくりこんにゃく料理
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米沢牛の陶板焼き(特別プラン)
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羽釜で炊き上げたつや姫のご飯
どの料理も手づくりの温かみがあり、地元の恵みを大切にしていることが伝わってきます。
見た目は素朴ながら、味は“じわっと沁みる美味しさ”です。
■ 朝市と宿の人の温かさも魅力
朝は、温泉街で毎日開かれている肘折朝市をのぞくのも楽しみの一つ。地元の野菜や漬物が並び、宿の女将さんが教えてくれる“食べ方のコツ”も聞き逃せません。
宿のスタッフの方々は皆さんあたたかく、まるで親戚の家に泊まりに来たような気持ちになります。
■ まとめ:お腹も心も満たされる「山の宿」
「料理自慢の宿 松屋」は、観光地の派手さこそないものの、**“何度でも帰ってきたくなる宿”**です。
湯のぬくもり、料理のやさしさ、人の温かさ。
それらがすべて詰まった、珠玉の温泉宿でした。
肘折温泉を訪れるなら、ぜひ一度“松屋”での宿泊をおすすめします。
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